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この講座について

教授 畠山鎮次生化学講座医化学分野(旧第二生化学講座)は、昭和38年に発足した伝統ある教室であり、脂質研究で名高い今井陽教授と石橋輝雄教授が運営してきた歴史があります。

2004年より畠山鎮次教授のもと、タンパク質の翻訳後修飾であるユビキチン化を中心にタンパク質の分解制御をテーマとした研究を開始しました。

研究関連領域は細胞生物学、免疫学、神経科学、分子生物学などの基礎生物学領域と、がんや神経変性疾患を含む臨床医学領域です。

ユビキチンは細胞内のタンパク質分解システムとして約30年の歴史しかなく、分子レベルでもその関連酵素系の発見としてはわずか20年足らずの新しい生化学的領域であります。また、最近になり、タンパク質分解以外に、エンドサイトーシス、翻訳制御、DNA修復、ヒストン制御などの機能が明らかになりつつあります。

基礎研究としては、ユビキチン化酵素系の同定と機能解析を目的とし、かつ臨床医学的研究としては、がんや免疫や神経変性に関連する疾患におけるユビキチン化及びリン酸化の関与を解明し、予防と治療へ向けた研究を進めております。


経歴

1990年3月    北海道大学医学部医学科・卒業
1994年3月    北海道大学大学院医学研究科(病理系専攻)・修了
1994年4月  ワシントン大学医学部・ハワードヒューズ医学研究所・博士研究員
1995年6月  米国国立癌研究所・博士研究員(学術振興会NIH派遣研究者)
1997年3月    九州大学生体防御医学研究所細胞学部門・助手
2000年10月  九州大学生体防御医学研究所細胞学部門・助教授
2004年7月  北海道大学大学院医学研究科・分子生化学講座・分子医化学分野・教授
2007年4月  北海道大学大学院医学研究科・生化学講座・医化学分野・教授

2017年4月  北海道大学大学院医学研究院・生化学分野・医化学教室・教授

2021年4月  北海道大学大学院医学研究院・医学研究院長・医学院長・医学部長


学会活動

日本生化学会(評議員)、日本癌学会、日本分子生物学会


専門領域

タンパク質翻訳後修飾(ユビキチン化、リン酸化)
タンパク質分解制御(ユビキチン-プロテアソームシステム)
シグナル伝達制御におけるタンパク質修飾
がん化や免疫制御に関与するユビキチン化

北海道大学 大学院医学研究院生理系部門
生化学分野 医化学教室
〒060-8638 札幌市北区北15条西7丁目
医学部 北研究棟 1階N1-111
TEL: 011-706-5047
FAX: 011-706-5169